こんにちは。team-aries の Eri です。最近涼しくなってきたせいか team-aries の看板猫の一人「三毛島さん」がやたらと私のまくらの上で寝たがります。毎晩まくらの取り合いをする今日この頃です。
さて、先日バージョンアップした「でか文字スコープ(使いやすい拡大鏡)」と「撮る猫(猫写真専用カメラ)」に続いて、本日「あとからズーム(撮ってからズームするカメラ)」のバージョン2.0 がリリースされました!ユーザの皆様大変お待たせいたしました。バージョンアップで「あとからズーム」のどんなところが変わったのかをご紹介させていただきます。
「あとからズーム(撮ってからズームするカメラ)」とは?
まずは簡単にアプリの紹介させていただきます。「あとからズーム(撮ってからズームするカメラ)」を使ったことがあるという方も、ご一読いただければ幸いです。このアプリは、team-aries のアプリの中では先にご紹介した「でか文字スコープ(使いやすい拡大鏡)」と「撮る猫(猫写真専用カメラ)」に続く人気のアプリです。
「あとからズーム」は、アプリのサブタイトルにもあるように、撮ってからズームするカメラアプリ です。
写真を撮るプロセスを逆転
通常写真を撮るときは、一番最適だと思える構図を決めてから写真を撮りますよね。もし被写体が少し遠くにあったりした場合は iPhone のカメラレンズを通して映し出された画像をズームさせて、構図を決めてからシャッターを切ることになると思います。でも、シャッターチャンスを逃さないためには、きちんと構図を決めている暇はない!なんて思うことはありませんか?
そこでこのアプリは、これまでの写真を撮る時のプロセスを逆転させることでこの問題を解決させました。つまり、構図を決めてから撮るのではなく、撮ってから構図をあらためて決めれば良いというわけです。
一連の操作を一つのアプリで
写真を撮るプロセスを逆転させた場合、もしこの操作を iPhone の通常のカメラアプリを使ってやろうとすると、「カメラ」アプリで撮った(保存された)画像を「写真」アプリで拡大して保存し直す、ということになります。
でも「あとからズーム」を使えば、写真を撮りズームして構図を決めなおして保存する(思い通りに取れた写真だけを残す)。という一連の操作が一つのアプリ内でできてしまいます。この点も、このアプリの人気の秘密です。
例えば上の写真は、ダンボールの車の扉を開けたら「小島さん」がヒョッコリこっちを向いていたところが可愛かったのでシャッターを切ったものです。でもあとから確認してみたら照明が床に反射していたり、左奥に写り込んでいるスリッパが気になってしまいました。そこで、少しだけズームして構図を整えてみました。
見せたくないものが消えて(隠して)白飛び部分もほとんどなくなりカラーバランスが良くなりました。また、扉を開けたらすぐ目の前に「小島さん」がいた、というのも伝わりやすい構図になったような気がします。難しいカラーの調節などを行わなくても構図を整えるだけで自分好みの写真が出来上がりました。(もちろんどちらの構図が好みかは人によって違うとは思いますが…)
なんにせよ、この一連の操作が「あとからズーム」だけでできてしまうのが嬉しいところです。
※なお、猫の決定的瞬間を撮りたいときは「撮る猫(猫写真専用カメラ)」がオススメです。
気になる “画質” は?
「あとからズーム」を使って撮れる写真の画質は、使用するデバイスのカメラで撮影可能な最も高解像度のものに対応するようになっています。ですので、このアプリで撮った写真は「カメラ」アプリで撮った写真よりも解像度が劣るということはありません。
また、写真を拡大させた時にも画質の劣化が気になりますよね。元の写真の縦横比は変えずに拡大してから保存するので当然画質は落ちてしまうのですが、このアプリは独自のピクセル推測アルゴリズムを搭載することで、極力画質の劣化を防いでくれます。拡大された写真は保存前に最も綺麗に見えるように処理されます。
ちなみに、このアプリではカメラロール内の(写真アプリ内に保存されている)写真も読み込んでズーム・保存することができます。過去の写真も、通常の手順で「カメラ」アプリなどでトリミングするよりも、このアプリを使った方が綺麗に残すことができるということですね。
バージョン2.0 で何が変わったの?
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、具体的にバージョン2.0 でのアップデートのポイントをご紹介させていただきます。
iOS 10 に対応しました(iOS 9 から対応)
まずはこれです。「でか文字スコープ」「撮る猫」に引き続き、「あとからズーム」も先日リリースされた iOS 10 に正式に対応しました。
前回のバージョンアップで iOS7 までに対応していたのですが、今や最新の iOS のバージョンは iOS 10。もちろん iOS のバージョンが上がっても、「あとからズーム」の機能はそのまま使えていたのですが、今回のバージョンアップで、正式に iOS 9 と iOS 10 に対応しました。
iOS 9 と iOS 10 に対応したことで OS に合わせてプライバシー機能を強化しました。またアプリの動作もより高速で滑らかになりました。見た目ではなかなかわかりにくいのですが、ユーザの皆さまにより安心してより快適にお使いいただけるようになりました。
最大12倍ズームが可能に
前バージョンと比べて、拡大率が上がりました。前バージョンまでは最大8倍までズーム可能でしたが、最新のバージョンでは最大12倍のズームが可能となりました。
2本指のピンチ機能を使って、狙った部分をぐぐぐーっと拡大することができます。
カメラで読み取った画像だけでなくカメラロールから選んだ写真なども、より大きく拡大して見られるようになっていますので色々な用途に使っていただけると思います。
例えば上の「大島さん」の写真(以前に「撮る猫」で撮ったものです)。よーく見ると右奥に「三毛島さん」がこっそり写っています。そこで、最大の12倍まで拡大してみました。
こんなにアップになりました!もともと手前にいる「大島さん」にピントが当たっているので少しぼやけた感じにはなりますが、「三毛島さん」の目の中の光まで見えるようになりました。
ちなみに、最大12倍までズーム可能になりましたので、合わせてアプリのアイコンも「×8」だったところを今回のバージョンアップで「×12」に変更しております。
写真がアルバムからも選択できるようになった
「あとからズーム」では、以前のバージョンでもカメラロールをサポートしていましたので別のアプリで撮った写真を読み込んで拡大表示することができました。ですが iOS のアップデートによってカメラロールの仕様が変わりましたので、アルバムの中の写真を表示することができませんでした。
そこで、今回のバージョンでは最新の iOS に対応するとともに、アルバムの中の写真も読み込んで拡大表示ができるように改良いたしました。過去に撮った写真を読み込む時の使い勝手が、ぐっと良くなったと思います。
メッセージアプリへの送信ができるようになった
「あとからズーム」ではこれまでも Twitter、 Facebook、LINE、電子メール等と連携して、写真を共有することができました。ですが、メッセージアプリとの連携はできませんでした。今回 iOS 10 に対応するのとともに、この機能もサポートいたしました。
良い写真が撮れましたら、ぜひ家族やお友達と共有してみてください!
その他にも…
その他にも、右上の( i )ボタンを押した時に表示される情報画面が見やすくなったり、プライバシー設定が許可されていない時にガイダンスが表示されるようになったりと、使い勝手が向上するように細かな改良を加えています。
また、目に見えない内部的な部分も古いプログラムを新しいものと取り替えて安定性やセキュリティを向上させました。
まとめ
というわけで、iOS 10 にも正式対応し最大12倍ズームが可能になった「あとからズーム」をぜひバージョンアップして使ってみてください♪
UI の改善や編集機能の強化など、色々とネタはあるので今後もバージョンアップを定期的に行なっていきたいと考えております。なかなか開発のスピードが追いつけないのが現状ですが、今後とも team-aries のアプリをどうぞ宜しくお願いいたします!